Voice #01

価値ある技術、その先に

営業部
2008年入社

  • #入社10〜15年目
  • #向いていない
  • #自分の殻
  • #走るのが好き
  • #中身で評価される時代

答えはお客様が
持っている

本当は対人能力に自信がありませんでした。周りには営業向きだと言われていたけれど、自分では向いていないと思っていました。
でも営業として働き続けて15年。お客様のところに積極的に足を運んでいます。

きっかけは新人の頃の経験でした。メディオはお客様とのお付き合いが長いので、細かい部分はお任せして頂くことも多いです。ある時、納品の手配をどうするか迷うことがありました。これまでのやりとりからこちらで決めてしまうこともできましたが、一歩踏み込んでみたいと思い、お客様に聞いてみました。そうしたら「聞いてくれてよかった、実はこうしてほしかったんだ」と喜んで頂けたんです。その時、自分の殻を破れたと感じました。

それからはお客様の懐に飛び込んでいくつもりで足を運んでいます。机の前で頭をひねっていても、お客様のご要望は分かりません。直接会いに行けば、答えはお客様がお持ちです。

今は色々なツールが発達しているので、会わずに済ませられる用件もありますが、自分は遠くてもできるだけ出向きます。顔と顔を合わせてのコミュニケーションは言葉だけにとどまらず、色々なことを教えてくれます。

「そういえばこれって」とお客様からお話が出てきた時、今度は何をお手伝いできるだろうとワクワクします。ご要望を聞いてそれを実現したり、課題を教えて頂いて一緒に解決法を考えたり、そうして喜んで頂けるととても嬉しく、やりがいを感じます。

誰もが生き生きと
働ける職場を

走るのが好きで、時間ができれば1日8kmくらい走っています。音楽も聴かず無心で走ると、自分の中のもやもやが解消されるんですよね。

仕事では「自分がチームを引っ張らなきゃ!」という気持ちで走りすぎて、部下がついて来られなくなってしまった時期もありました。

どうしてだろうと考えて、担当するお客様が異なるのに、全員に同じやり方を押しつけてもうまくいかないのだと気づきました。それからは自分のやり方を押しつけず、それぞれの考えや行動を尊重しています。営業一人一人がお客様と真摯に向き合っているので、それを支えながらチームとしてまとめるのが自分の役割だと思っています。

また、自分が入社してからの年月で、働き方改革など世の中もずいぶん変わりました。自分自身もメディオに入社してから結婚し、子供が生まれ、育児をしながら働いてきたので、部下たちも子供ができてからも仕事を続けられるよう体制を整えてきました。

これからは男女関係なく、仕事の中身で評価される時代だと思います。育児や介護と仕事を両立させることも必要になります。無理をしすぎず、かといって能力を制限されることなく、誰もが生き生きと働き続けられる職場を作っていきたいと思います。

Editor's Note

価値ある技術、その先に

メディオが持っている技術やノウハウって、実はすごく価値あるものだと思います。日本語の組版は漢字、ひらがな、英語、数字、全ての要素が入っても読みやすいよう細かなバランスを考え抜かれて作られています。こういった日本の文化や教育は、これからも受け継がれていってほしいと思います。

そして様々なテクノロジーが進歩していますが、深い思考やインスピレーションは人間にしかないもの。機械にできること、人間にできること、それらをうまく融合させて新しい仕事を生み出していけたらと考えています。